トランプ大統領がアマゾンをTwitterで攻撃!アマゾン株はバーゲンセールか?

こんにちは、中小企業診断士兼FPのいとうです。

昨日は、Facebook株の反転なるか?というお話をお届けしました。
注目してみていたのですが、寄せで下げで始まった後反発したものの、引けにかけて下げ、結局前日比1.28ドル高の166.32ドルで終えました。

2018/4/11Facebook株-Bloombergより

このところ、FacebookだけではなくてNasdaq指数全体が軟調な動きを見せています。
主には北朝鮮問題だったり、中国との貿易戦争の動きだったりする訳ですが、あまり日本でNewsになっていないものにトランプ大統領のアマゾン攻撃があります。

いったい何を問題にしているのかというと、このような点です。

  • 税金も払ってないのに米国郵政公社(USPS)を格安で使っている
  • 税金を真面目に払っている中小業者を圧迫している

その結果、アマゾン株は大幅下落し、同時にハイテク株全体も下がってきています。まさに波乱要因(^^;

トランプのアマゾン攻撃でハイテク株が下落 大統領自身が株安要因に ーNewsweek

アマゾン株が大幅安、トランプ大統領のツイート「口撃」止まらず  ーBloomberg

結果、一時は1800ドルを超えていたアマゾンの株価は、1400ドルを切るまでに…
って一株18万ってすごいですね(^^;
(ただし、アメリカ株は日本と違って単元株制度がないので、1株からでも買えます。)

一方、英Financial Timesは、「ベゾスの持っているワシントン・ポスト紙が攻撃の動機だろう」という見方を示しています。

ベゾスはワシントン・ポスト紙を買収しているのですが、ワシントン・ポスト紙はトランプ大統領を批判し続けている大手マスメディアの一角ですから、意趣返しという見立てです。

トランプ大統領のアマゾン攻撃の真意 ーJBPressの翻訳記事

トランプ大統領はメディアの使い方が上手く、また決して諦めないだろうという点も気になります。
Forbesもワシントン・ポスト紙が原因のひとつだろうという意見を述べています。

トランプがアマゾンに仕掛ける「戦い」、消費者も犠牲に ーForbes

Forbesは、戦いになる点を売上税・郵政公社・雇用・小規模業者とし、その上で「勝つのはアマゾンだろう」という見方を出しています。
私も今のところはそう見ています。世界一の研究開発費を持ち、多数のロビイストを抱え、巨大な組織になったアマゾンは過去のマイクロソフトを彷彿とさせます。なんとしてもベゾスは対抗するでしょうし、アマゾンを独禁法で解体したところで景気に何もいい影響はありません。
結局「大衆受けしそうな話を持ち出して、叩かれても大して痛くない相手を叩く」という戦略と見ています。

Amazonがこのまま堅調な業績を出す、と思うのでしたらもしかしたら今の株価はとんでもなくお買い得なのかもしれません。

 

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