那覇からバスで行く沖縄世界遺産 斎場御嶽
バックパッカーの強い味方、路線バス。バスを使って沖縄の世界遺産を巡ってみようという企画。
今回は、僕の沖縄世界遺産のおすすめ第三位、斎場御嶽です。
1位と2位はこちらをどうぞ!
斎場御嶽にまつわる歴史
本島の三山鼎立自体を終わらせ、琉球を統一した第一尚氏は南部の佐敷の按司(あじ、地方領主)の出身でした。佐敷按司)巴志は、中山王武寧を破ると中山の中心だった浦添に入り、父の思紹を中山王に据えます。
武寧は明に朝貢し、中山王の称号を受けていました。巴志は武寧の世子を騙って武寧が死んだと使者を送り、中山王を継いでしまいます。
中山王として権威を確立した尚巴志は1416年北山の攀安知の居城今帰仁を攻略、1429年に南山王・他魯毎を滅ぼし、三山を統一しました。
そうした歴史を見ると、久高島・斎場御嶽など琉球国家の聖地が南部に集中しているのは、「国の生まれた所」として王権を権威付けしようとしたのだろうと考えられます。
斎場御嶽へいく道中には、沖縄の聖地巡礼である東御廻い(あがりうまーい)の多くのスポットが点在しています。
久高島へ渡るフェリーが出る安座間港、佐敷按司の拠点であった佐敷上グスク(南城市史跡)、尚思紹が眠る佐敷ようどれ(現在は航空自衛隊・知念分屯基地内)なども歴史好きにはおすすめです。
また、安座真港にあるあざまサンサンビーチのほか、知念海洋レジャーセンター・知念岬公園といったレジャースポットも有ります。
斎場御嶽自身は、私は写真を撮るのを控えたので、南城市公式サイトを引用させていただきます。
概要にも書きましたが、沖縄では神に祈るのは女性の役割であり、斎場御嶽は男子禁制の地でした。感謝の気持ちをもって、お詣りください。
斎場御嶽へのアクセス情報
斎場御嶽に行く路線バスは東陽バス38番系統だけです。
中北部に行くのと違って乗り継ぎやバス停を調べる必要が無いので、那覇バスターミナルに行けば良いという点や、短い移動時間で行けるという点でも南部観光はお手軽です。
37番系統も同じ方向へ向かいますが、途中の営業所止まりなのでお気をつけください。
一回、自転車で行ったことが有るのですが、知念岬に登るところでとんでもない坂になるので決して真似してはいけませんw 上記地図のリンクをクリックすると高低差がでてくるので参考にしてください(笑)
ニライカナイ橋とか死ヌかと思ったw
旭橋付近ではなく、国際通りの牧志・安里付近にお泊りの方は開南バス停利用がおすすめです。
那覇バスターミナルからは、約1時間830円です。(2018年4月現在)
時刻表は下記を参照ください。決して多いとは言えない運行頻度ですので帰りの時刻もお気をつけて。
では、いい旅を!
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