【証券会社つかってみた】SBI証券編

個人投資家兼ファイナンシャル・プランナーがネット証券会社を実際に使ってみて、ここは良い、ここは良くない、といった実際の所をお伝えします。まずはネット証券最大手、SBI証券

SBI証券の特徴

SBI証券は孫正義社長で有名なソフトバンクグループの証券会社として設立されました。(設立当初は古くからある証券会員企業を買収したようですが)今は株を売却されて別の独立したSBIホールディングスの傘下証券会社です。なので、ソフトバンクグループ配下にPayPay証券とか別の金融会社が設立されてたりもしますが、押しも押されぬインターネット証券最大手として君臨しています。

SBI証券の良いところ

商品の豊富さ・手数料の安さ

良くも悪くも「インターネット証券最大手」というところです。他のインターネット証券大手の動向はかなり意識しています。大手というのは楽天証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券、といったところです。このあたりの口座数が多いインターネット証券が新しいサービスを出したり手数料体系を変更して安くしたりすると、かなりの割合で追随してきます。そういう意味では「いろんな証券会社を管理したくない!一社だけにしておきたい!」という向きには第一選択として上がってきます。IPOの取り扱いも多いですが、当たる確率は高くないので当たったらラッキー!ぐらいの気持ちでいましょう。

SBI証券の良くないところ

画面遷移のわかりにくさ

外国株式やNISA口座などがあとからシステム追加し続けて構築されているようで「自分の持っている全資産(My資産)」から個別資産の損益管理といった画面を行ったり来たりするのがあまりスムーズじゃありません。取り分け下記の二つはほぼ別システムのツギハギで使い勝手が良くありません。

  • 外国株取引
  • 単元未満株(S株)取引

商品性

昔は本当に「ソフトバンクグループの機関金融機関」という位置づけだったので色々腹黒いことをしていましたw

・まだインターネット証券会社が海外株を一切取り扱ってなかった頃、一社だけ買えるというサービスを出していました。それが孫正義社長が持っている米国株だったという…(失笑)

・「あなたもベンチャーに投資できる!」という触れ込みでベンチャーキャピタルの投資組合に投資できるという投資信託を販売していたことがあります。それが孫正義の弟さんのベンチャーキャピタルで、残った資金はブラジル・レアルで運用するというとんでもないもので…。つまりは孫一族の財布として募集していただけですね。この投信信託は当然のようにマイナスで精算されました。これ以来私はこの証券会社自体を信用していません(苦笑)

信用ならないのは孫一族っぽいので、そこから独立した今となってはまともな情報を発信しているようです。ですが、正直トラウマなので(苦笑)、私は今はメインの証券会社にはしていません。「安いから」というのとその時買った取引先の株をわざわざ移すのが面倒なので残しているだけです。
「気をつけよう、甘い言葉と安い証券会社」といったところです。

こんな人におすすめ!

  • いろんな商品に投資したいが、管理が面倒なので証券会社は1社にしたい方!
  • 手数料等安く済ませたい方!

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