SFCメンバーのためのANAカード比較

メインのマイレージプログラムをJALからANA(というかStar Alliance)に変えようと思い立ちました。

SFCを持っているので維持費がかかる為どのカードが良いのか調べたメモ。

年会費(マイ・ペイすリボvsスマリボ)

自分はANAスーパーフライヤーズカードを持っているのですが、三井住友のゴールドカードにしてマイ・ペイすリボで会費割引受けた方がお得だよ、と聞きました。そうこうしているうちにJCBがマイ・ペイすリボ対抗と思われるスマリボを出してきました。両社とも支払いが年一回以上の支払で年会費割引が効き、割引額がゴールドのほうが大きく、2年に一回マイル移行手数料を払う前提だとゴールドのほうが得、という計算のようです。

またSUICA/PASMOへのチャージもするのでそれは一枚残すつもりでいます。

ANAの場合は会員資格を更新するとマイルが加算されるのでそれも考慮して比較してみます。

ゴールドより高いクラスの比較は今回してません。そもそも年会費割引なんて無いですし。ちょっとわかりにくいのは三井住友カードが税前の割引、JCBがキャッシュバックなので税込を払った後ということです。消費税が上がると話が変わるかもしれませんが、現時点(2019/4)の税率8%で試算してみます。

カード種類 1マイル2円としたの場合実質負担 割引後年会費 マイル移行手数料(税抜) ポイント有効期限 年間経費 会員継続マイル 年会費
一般三井住友(VISA SUICA) 2,051 811 6,000 2年間 4,051 1,000 税抜2,000→

割引後751+税

一般JCB(ソラチカカード) 1,510 810 5,000 2年間 3,510 1,000 税込2,160-キャッシュバック1,350
一般SFC(三井住友) 9,257 10,017 6,000 2年間 13,257 2,000 税抜10250→割引後9,275+税
一般SFC(JCB) 8,420 9,720 5,000 2年間 12,420 2,000 税込11070-キャッシュバック1,350
ゴールドSFC(三井住友) 7,340 11,340 0 3年間 11,340 2,000 税抜15,000→割引後10,500+税
ゴールドSFC(JCB) 7,200 11,200 0 3年間 11,200 2,000 税込16,200-キャッシュバック5,000

 

確かにメインカードにするつもりなら(マイル移行手数料を払うつもりなら)、一般SFCよりゴールドの方が安くポイント期限も一年伸びます。長距離路線のビジネスクラス発券をしたいという思いもあるのでポイント期限3年というのは少し魅力的です。

んが、私東京メトロ沿線に住んでるのでソラチカカードは使う理由があるのですよね。ソラチカカード+ゴールドのどちらか、というところ。年会費だけでは決め手に欠けるのでもう少し違う点で比較してみようと思います。

ボーナスポイント

一般〜ゴールドあたりは年間使う額によって翌年度ボーナスポイントが付与されます。

発行会社 前年度カード利用額 gold 一般(交通系IC付カード含) 注意
三井住友カード 300万〜 60% 30% 50万円以上10万円単位で付与

複数カード合算

100〜300万 30% 15%
50〜100万 15% 10%
JCB 300万〜 25% 20% 付与は月の請求ごと

カード別計算

別途キャンペーンの当選確率アップ

100〜300万 20% 20%
50〜100万 10% 10%

ここは少し違いが出てきます。年間300万以上カード決済するのであれば、三井住友カードのほうが得、ということのようです。とはいっても両社ボーナスポイントは公式には1ポイント3マイルにしかなりません。

注意点として三井住友カードは1Vポイント→0.6マイルに変更出来ます。

ソラチカカードの場合は直接メトロポイントに移行できるので、1ポイント4.5マイルに交換できます。JCBゴールドは1ポイント3マイルのままです。逆転現象がおこります(苦笑)

1000円あたりのボーナスポイントによるマイル付与率はこんな感じになります。

発行会社 前年度カード利用額 gold 一般(交通系IC付カード含)
三井住友カード 300万〜 2.43 1.215
100〜300万 1.215 0.6075
50〜100万 0.6075 0.405
JCB 300万〜 0.75 0.9
100〜300万 0.6 0.9
50〜100万 0.3 0.45

300万以上決済する方は三井住友カードのゴールドの方が付与率が高くなります。

リボ払いによるボーナスポイント

ファイナンシャル・プランナーとしてはあまりおすすめできないのですが、事前リボ払いにすることで、100%のボーナスポイントが付与されます。利子払が発生していれば100%のボーナスポイント付く制度です。年利15%という高金利なので月間支払額を毎月管理しないといけません。正直面倒です。それでもポイントバックは高くなるので手間は惜しまないという方向け。これを加味すると、ボーナスポイントからのマイル付与率はこんな感じになります。

発行会社 前年度カード利用額 gold 一般(交通系IC付カード含)
三井住友カード 300万〜 6.48 5.265
100〜300万 5.265 4.6575
50〜100万 4.6575 4.455
JCB 300万〜 3.75 5.4
100〜300万 3.6 5.4
50〜100万 3.3 4.95

年間300万未満の場合はソラチカカードの方がポイントが高くなるようです(^^; ソラチカカード強いですね

300万未満の方はソラチカカードメイン+一般SFCで年会費割引を受けるのが良さそうです。

これより高いマイル付与率になるとVISAプレミアム(年会費税抜80,000円)、ダイナースプレミアム(年会費税抜155,000円)が15マイル/千円になっています。ダイナースプレミアムは20マイルと表記されているサイトも残ってますが、2018/12に15マイルに下がっています。
(「徹底解説!」って書いてあるようなアフィリエイトサイトは情報量ばかり多くて更新されてなくて困ります(苦笑))

VISAプレミアムはボーナスポイント/年会費割引とも対象外です。マイ・ペイすリボの利子払発生による100%ボーナスは対象のようです。もし使うなら19.05マイル/千円です。でも、年会費8万円かけてもいい人は毎月リボ払いの支払額調整するより本業に注力した方が良いような気がします。事務をやってくれる人が別に居るなら良いのですが。

ここまでするならビジネスクラス狙うでしょうから1マイル8円以上にはなるでしょう。カード継続で1万マイルプレゼント、ということなので、1万マイル×8円で元をとってください、ということなんでしょうね。もし国内線で一般的な1マイル2円換算で年会費を考えるとこうなります。

(年会費差額69500ー継続マイル差額8000×2)÷(2.57×2)≒5350万以上の決済ならプレミアカードの方がお得!

いや、無い。行きたい場所が国内線ならゴールドに留めておいた方が良さそうです。もし、プレミアステイタスが欲しいなら各社のプレミアカード+ANA VISAゴールドSFCがバランス的に良さそうです。

ゴールドより上にいくと経費をカード決済できてANAカードから移行できる方向けなんでしょう。

特にダイナースは年間2,000円で個人カードにビジネスアカウントカード(経費決済専用)が追加でき個人カードとポイントを合算出来ます。経費処理をカードで出来るオーナー・個人事業主・医師・弁護士といった方々に特に人気が高いようです。

ダイナース ビジネスアカウントカード

ここまで年会費をかける余裕があるなら、Marriott Bonvoy® AMEXの方が移行先マイレージプログラムの選択肢が広くて良い気がします。結局1マイルがいくらに換算できるかは乗りたい路線が何マイルで発券できるかによるので、より低いマイル数のプログラムに移行できる方が結果的に効率的です。Marriott Bonvoy® AMEXはポイントの期限も実質ないですし。

 

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