A380に乗ろう!

世界最大の旅客機、A380の生産終了がアナウンスされました。2021年にも生産が終わる見込みです。生産が終わるということは「やがて退役してしまう」ということ。退役してしまうまでにA380の機体に乗りに行きましょう!

A380とは

  • 欧州に本拠を置くエアバス・インダストリー社が開発した総二階建て旅客機
  • ジャンボジェットと呼ばれたボーイング747に対抗すべく1990年代に構想を開始
  • 数度に渡る開発遅延の後、ローンチカスタマーであるシンガポール航空へ2007年に引き渡し、運行開始
  • シンガポール航空エミレーツ航空による豪華な機内設備が話題となり「空飛ぶホテル」と呼ばれ人気を博す
  • 乗客の人気とは裏腹に大きすぎる機体の座席を埋めるのに四苦八苦し、安値競争に陥るエアラインが相次ぎ受注に苦戦する様になる
  • 2019年2月、販売不振により生産中止を発表、2021年には生産が終了する見込み

生産が終了するということはいつかは退役します。改装して運航を継続することも可能ですが、座席数が多いせいで改装費も馬鹿になりません。そうなると改装するよりも「燃費の良い新型機に投資したほうが良いんじゃ?」となると思います。ルフトハンザやエールフランスが売却を発表している中、中古でもA380を取得しようという航空会社はそうそう見つからないでしょう。

つまり、「先細りは明らか」なのです。機内設備が豪華なのは上記の通りなので「運航しているうちに乗りに行こう」というのが今回の目的です。

A380を飛ばしている航空会社は?

運航数を見てもらえば一目瞭然です。半分がエミレーツ航空、そのほかはシンガポール航空・ブリティッシュ・エアウェイズ・カンタス航空など、「大規模に自社の単一ハブに客を呼び寄せて最終目的地までつれていく」航空会社が運航しています。逆に複数のハブを持っている米系航空会社は「この機体では客席を埋めきれない」という判断のようです。

航空会社 確定発注数 運用数 備考
エミレーツ航空 123 110 スカイマーク発注製造2機運用中

2019年2月未受領39機取り消し

シンガポール航空 24 19 2017年12月から未受領5機導入

既存5機入れ替え2018年7月完了

ルフトハンザドイツ航空 14 14 2022年から6機売却予定
ブリティッシュ・エアウェイズ 12 12
カンタス航空 12 12 2019年1月未受領8機取り消し
エールフランス 10 9 2019年7月31日、2022年までに退役する事を発表[109]

2020年2月から順次退役開始[110]

エティハド航空 10 10
大韓航空 10 10
カタール航空 10 10 運用停止中。そのまま退役の可能性も。
アシアナ航空 6 6
マレーシア航空 6 6 子会社運用検討
タイ国際航空 6 6
中国南方航空 5 5
全日本空輸 3 2 成田-ホノルル線専用機材
ハイフライ・マルタ 1 元シンガポール航空:9V-SKC/A380量産6号機

エアバスが間に入ってドイツのリース会社経由リース機[111]

合計 251 232

Wikipediaより、筆者改編

エミレーツ航空は5大陸の真ん中に位置する地の利を活かして全世界からドバイ国際空港(DXB)に呼び寄せ、乗継便で最終目的地にまで乗せていくのが戦略です。ヨーロッパの主要都市に5時間以内で到着できる・北米/南米にもA380で大規模に輸送しているのが強みです。

ドバイ国際空港では米国パスポートホルダー向けにチェックインカウンターが用意されていますし、日本在住の日系ブラジル人の間では米国経由より安価な帰省ルートとして有名です。さながら空飛ぶ夜行バスという感じ。

ホノルル線にのみ投入したANAは少数派です。skymarkが破綻してエアバスから訴えかけられた時にA380を発注するからという条件で羽田発着枠を確保しようとしたせいのはずです。

日本発着の路線は?

日本でA380が就航しているのは成田・関空の2空港です。総2階席なのでボーディングブリッジも専用のものが必要ですし、それなりに集客が見込める都市圏でもある必要があります。

空港 運行会社 行き先
成田 タイ国際航空 バンコク
シンガポール航空 シンガポール
エミレーツ航空 ドバイ
ANA ホノルル
関空 タイ国際航空 バンコク
シンガポール航空 シンガポール
エミレーツ航空 ドバイ

2020年3月ダイヤによる。コロナの影響で2020年5月現在ほぼ運休しています。コロナ後にこのまま復活するかはわかりません😥特にシンガポール航空は休み時期など需要が見込める時期だけA380を就航させており、A380なのかほかの機材なのかはつどチェックが必要です。

タイ国際航空は2020年5月19日(現地時間)経営破綻を発表しました。タイ国際航空は政府が過半数の株を持っているため運行停止にはならないでしょうが機材縮小の可能性はあるので中止が必要です。

日本近隣からの就航路線は?

日本は航空券価格が比較的高いので海外発の航空券と現地までの航空券を買うという手もあります(海外発券)。日本近隣だとメガ空港競争をしているソウル(ICN)台北(TPE)香港(HKG)北京(PEK)上海(PVG)に就航しています。

  • 香港・北京・上海-シンガポール(シンガポール航空)
  • 香港-ロンドン(ヒースロー)(ブリティッシュ・エアウェイズ)
  • 香港-バンコク-ドバイ(エミレーツ航空、経由便)
  • ソウル・台北(桃園)・香港・北京・上海-ドバイ(エミレーツ航空)
  • ソウル-アブダビ(エティハド航空)
  • ソウル-バンコク・ロサンゼルス・シドニー(アシアナ航空・大韓航空)
  • ソウル-台北(桃園)(アシアナ航空)
  • ソウル-パリ(シャルル・ド・ゴール)・ニューヨーク(JFK)・ロンドン(ヒースロー)(大韓航空)

減少傾向のルフトハンザ航空はリストに載せるのやめました。flyteamに全路線乗っているので詳しくはそちらをご覧ください。

エアバスA380運行路線

A380オペレーターの中で評判のいい会社は?

有名な英国SKYTRAXのエアラインランキングでみてみましょう。10位以内なら「ハズレ」はないでしょう。

航空会社 エアラインランキング 運用数
カタール航空(運用停止中) 1位 10
シンガポール航空 2位 19
全日本空輸 3位 2
エミレーツ航空 5位 110
カンタス航空 8位 12
ルフトハンザドイツ航空(削減方向) 9位 14
タイ国際航空 10位 6
中国南方航空 14位 5
ブリティッシュ・エアウェイズ 19位 12
エールフランス(削減方向) 23位 9
アシアナ航空 28位 6
エティハド航空 29位 10
大韓航空 35位 10
マレーシア航空 36位 6

1位のカタール航空はコロナ後A380の運航を再開しない方向で検討しているようです。残念。

いくら位で乗れるの?

乗るだけならそんなに高く有りません。エコノミーは大量の席を埋めないといけないので普段でも安く出しています。コロナの影響で需要が激減し原油が暴落している今、ビジネスクラスでさえびっくりするような値段で出されています。ビジネスは通常4〜50万、ファーストは80万〜100万します。

成田発 エコノミー プレエコ ビジネス ファースト 運行会社
ホノルル 10万〜 15万〜 22万〜 38万〜 ANA
シンガポール 5万〜 7万〜 15万〜 96万 シンガポール航空
ドバイ 8万〜 50万〜 80万〜 エミレーツ航空

現実的に入国できるかという問題はありますが、柔軟に変更できるよう特別扱いをしている航空会社もあります。チケットだけおさえて行けるようになったら行ってみるとかどうでしょう?

渡航制限情報は下記の外務省サイトを参照してください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

2020年5月現在、ドバイ・シンガポールは外国籍者は入国・乗り継ぎも不可となっています。入国できる場合も14日間の自己検疫の義務化(罰則あり)がほとんど。日本みたいに甘い「要請」ではないので気をつけてくださいね。ハワイ州は「5千ドル以下の反則金又は1年以下の禁固のいずれか若しくは両方が科される。」となっています😥

特典航空券は取れるか?

A380は各社ともフラッグシップです。自社マイレージプログラムでない場合、エコノミーのみ取れるというのが常態化しつつあります。(以前は取れたんですけどね…)

  • ANA:自社サイトで検索した場合、自社便が就航している経路だとANA特典しか表示されません。ホノルル便については自社便ですのでビジネス席が提供されており、ファーストも出ることがあるようです。
  • シンガポール航空:A380など最新鋭機材のビジネス・ファーストは自社マイレージプログラムでしか発券できない模様。
  • タイ国際航空:日本路線のビジネス・ファーストは非常に席が出づらくなっています。香港や近隣東南アジア経由であればビジネス席がでることはありますが、ファーストはほとんど見かけなくなりました。
  • エミレーツ航空:JALの提携社特典航空券で発券できます。珍しくビジネス・ファーストも提供してくれます。但し成田便のファーストはなかなか提供される日が少ないのが実情です。

 

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