ポイントサイトのポイントをANA・JALマイルに交換する(2023年版)
インターネット上のポイントサイトはマイルに交換することでよりオトクに還元を受けることができます。
国内線で1マイル2円程度、国際線ビジネスクラスで1マイル5−6円程度になるためです。
殆どの場合、クレジットカード決済の自社顧客優遇策として行われているので年々移り変わっていくので最新の情報が必要です。
目次
JALマイル編
JALは自社でJALカードというカード会社(金融会社扱い)をもっているので基本的に他社を経由するとJAL本体より有利、というルートは作りたがりません。一般的に航空会社はマイルを他社に販売しています。交換市場があるわけではないので各社相対取引なのですが、相場としては1マイル=2ポイント≒2円相当というのが一般的です。なので、あまりポイントを経由してJALマイルを貯めるのに1円≒0.5マイル以上の換算率がないのが普通です。
moppyルート
そんなポイント不毛地帯のJALにキャンペーンで殴り込みをかけたのがmoppyです。
なんと、1ポイント≒0.8JALマイルで交換できるというのです!
条件1 スカイボーナス条件
ここまで有利な交換をするには当然条件があります。それがスカイボーナス条件です。
下記をご覧ください。
特に困難なのは左の「当月に1万ポイント獲得」です。基本的に最近のポイントは「広告のキックバック(アフィリエイトという)をユーザーに還元するもの」です。広告主が効果があったと「承認」されないとポイントは獲得できません。
1件で1万超えていれば楽勝に思えるかもしれませんが、「ユーザー獲得するのに1万払いたい」っていう広告がどんなものか想像すると良いです。悪質なものでいうと不動産投資、FX、良くて光ケーブル開通くらい。
比較的手軽なクレジット開設は5000〜8000ポイントぐらい付きますが1万を超えるものはあまりなく、複数申し込めば「多重債務者かも?」と思われてクレジットの開設が拒否されてクレジットヒストリーにキズが付きます。(短期間に6枚つくるとダメだそうです。)
条件2 ゴールド会員条件
先のスカイボーナス条件にゴールド会員であること、とあります。詳細は下記を見てほしいのですが、「10000ポイント達成したら、翌月から」なるんですね。つまりは最速で2ヶ月連続で10000ポイント承認されないといけません。
繰り返しますが、承認は広告主がするのでいつ承認されるかはわかりません。
注意! 初回審査
moppyの交換先には申込みに初回審査がかかることがあります。JALもその対象で1週間位はかかります。その間新規の交換は他を含めて一切できません。また、ユーザーの情報を更新しても交換が止まります。
条件3 一ヶ月に一回
最近追加された条件がこちら。
12000ポイントを交換すると、6000マイルになって翌月4500ポイントもどってくる、というのがスカイボーナスなので、月1回しか交換できないのはなかなか厳しい条件です。
それでも、ここまで効率な交換条件はなかなかないので、興味ある方はチャレンジてみてください。
ANAマイル編
これがほぼすべてです MoppyのJALキャンペーンがオトクすぎるのでmoppyでポイントゲットしておいて、必要に応じてANAに移行しようという戦略。こちらは条件は特定のクレジットカードを利用できるかどうかがほぼカギです。
JQ Cardセゾン&みずほマイレージクラブカード/ANA経由
JR九州の発行するJQ Card セゾン→みずほマイレージクラブカード/ANAを通すことで1:0.7にすることが出来ます。
永久不滅ポイントはセゾンカード(とUCカード)のクレジットカードポイントです。1000円→1ポイント≒5円相当です。名前の通り有効期限が無いポイントで本来はそんなにマイル交換比率は高くありません。(200ポイント→600ANAマイル、0.6倍)それがみずほマイレージクラブがANAと提携したことで0.7倍相当の比率になっています。
永久不滅ポイントは有効期限が無いこともあって他社ポイントからの交換はあまり充実していませんが、複数のカードのポイントは自動合算となっています。JQカードセゾンを作ることで永久不滅ポイントに交換することができます。
JRキューポ自体は200円→1ポイント付与なので一般的な付与率なのですが、Gポイント/Tポイントから移行することが出来ます。
100Gポイント→100JRキューポ
1Tポイント→1JRキューポ
2つとも幅広い場面で獲得可能なポイントなので使い勝手は良いと思います。問題はクレジットカードを2つ作らなきゃいけない交換方法なので、サービス中止までが早いかも知れない、ということですかね。ポイント交換だけでメインカードとしての利用が増えない施策は数年で廃止されます。
それと、JQキューポがJALからの交換を受け付けていることで1:0.7マイルでJAL-ANAの相互交換が出来てしまうのが非常に問題です。これは航空会社側が非常に嫌がることでして、過去にあった相互交換ポイントは航空会社側から中止を申し入れたとかなんとか。
JRキューポは2017年に立ち上がったばっかりですが、早晩交換先が減るか比率が下がる予感がします。
nimoca経由
九州在住の方は西鉄)nimocaを使ったルートもあります。インターネットでの交換ができず、端末での受付になります。函館市電がnimocaを採用したことで函館でも交換が可能になりました。
福岡以外も九州各県に交換できる場所はふえつつありますが、やはり福岡以外は数が少ないです。
その場合、1Gポイント=1nimocaポイント、10nimocaポイント=7ANAマイルです。1:0.7の交換比率ですね。
1Gポイント→1nimocaポイント(交換手数料無し)
10nimocaポイント→7ANAマイル
インターネット上で交換できるようになってしまうと群がるようにポイントユーザーが押し寄せて数年でサービス終了、というのを何度も見てきたのでこのままの交換比率を維持していただけると良いなぁ、と願っています。
Vポイント経由
三井住友カード経由のルートもあります。
5Vポイント→3ANAマイル(ただし三井住友カードのANAマイレージクラブ会員に限る)
1:0.6の交換比率です。Vポイントへの交換は以下のポイントから出来ます。
- Gポイント 500Gポイント=500Vポイント(500以上100ポイント単位)手数料無し
- Pexポイント
- カテエネポイント
- RealPay
- ポイントタウンポイント
どれも1円相当=1Vポイントに交換できるようです。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
終了:ドットマネーがANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードへの交換を終了しました。
現在はJAL TOKYU POINT ClubQしか変換できず、1000ポイント→500JALマイルとなっています。
ドットマネーは他のポイントからの移行も受け付けているのでバラけているポイントを集約することができます。ただ、交換比率は等倍のものばかりではないようです。
下記のポイントはドットマネーへの移行ルートがないようです。
- ECナビ
- ポイントナビ
- Gポイント
ドットマネーの交換元は幅広いので、公式サイトを見ていただければと思います。
ドットマネー>交換でためる
1ヶ月に10,000ポイントが上限ですが、繰り返せば88%の比率で交換できるのでかなりオトクです。
モッピーの登録が無い方は、紹介を経て期限までに5,000ポイント獲得すると2000ポイントバックされるらしいので良ければどうぞ。
Gポイント残高の処理
ソラチカルートが生きていた頃のGpoint残高が少し残っています。別記事に書いていますがANAのハワイ便A380に乗ることが当面の目標なのです。
わずかですがANAマイルにしておこうと思います。
- 1Gポイント→1nimocaポイント 手数料無し 倍率0.7
- 100Gポイント→100JRキューポ 手数料5% 倍率0.7
- 500Gポイント→500Vポイント(500以上100ポイント単位)手数料無し 倍率0.6
- 100Gポイント→100nanacoポイント 手数料5% 倍率0.5
- 100Gポイント→100Tポイント 手数料10% 倍率0.5
今後のメインカードはANAソラチカカード、サブ:ANASuicaカード、JAL:JALSuicaカードなので少し交換率は低いですがVポイントにして置こうと思います。
最後に
JQカードのところで少し触れましたが、ANAマイルへの交換がJALより有利になっているのはクレジットカード会社の施策のお陰です。
余り意識されている方は少ないと思いますが、航空会社はクレジットカード会社やポイント会社に「マイルを販売」しています。販売単価は公開されていませんが、アメリカでは1マイル=1.5〜2.5セントという報道があるようです。
日本では大手共通ポイントからマイルへの交換比率が2ポイント=1マイルとなっているのでそのあたりが相場なのでしょう。
- Tポイント/楽天ポイント 2ポイント→1ANAマイル
- ポンタポイント/dポイント 2ポイント→1JALマイル
クレジットカード会社がこれより有利なレートを用意するのは、ポイントの利便性を高めてメインカードにしてもらいたいからです。「このカードはポイント交換にだけ使っていれば良い」とか「年に1回くらい使えば」というのは、交換レート悪化を早めるだけです、というのは認識しておきましょう。
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